TR-069(CWMP)製品
TR-069(CWMP)とは
TR-069はBroad Band Forum(旧DSL Forum) にて2004年に策定された、通信機器のリモート管理用プロトコルであり、これまでDSLモデムやFTTHモデムを中心に、3000万台を超える機器のリモートメンテナンス(リモート診断・設定・ファームウェアアップデート等)に利用されてきました。現在この仕様の拡張が行われ、VoIP TA、IPSTB等に対応するプロファイルの策定、及び、製品への実装が行われている他、2008年7月16日フェムトセル技術の普及推進団体「Femto Forum 」において、フェムトセルの管理プロトコルとして採用されております。

図. TR-069システム構成概要 (Broadband Forum TR-098 Amendment 2仕様書P.10掲載図より)
製品概要
TR-069エージェント製品「CWMPc」
米国Gatespace Network社が開発している、TR-069に準拠した、監視対象機器に組込む、遠隔管理用デーモンプログラムです。
主な特徴:
- 主要なRPCメソッド、データモデルのサポート
- 各国の通信キャリア等において採用されている各TR-069対応リモート管理サーバとの相互接続確認が完了済み
- 既に各国で開発・販売されているブロードバンドルーター、IPセットトップボックス、フェムトセル機器への採用実績
- 元々DSLモデム搭載向けに開発されており、プログラムサイズが小さくハードウェア組込時のインパクトが小さい
- OSGiから利用可能な制御APIの搭載(OSGiベースで開発されたアプリケーション、GUI等からのアクセス)
- STUNクライアント搭載により、STUN技術を用いたNAT越えに対応(ルータ配下の端末までダイレクトに管理が可能
主なサポート仕様:
- TR-069 Issue 1 Amendment 2 Dec 2007
- TR-106 Issue 1 Amendment 2 Nov 2008
- TR-104 Sept 2005
- TR-111
- TR-135 Dec 2007
- TR-098 Amendment 1, Nov 2006.
- TR-098 Amendment 2, Sept 2008.
- TR-196
- WT-135v5
サポートRPC:
サポートOS:
- Linux, VxWorks, BSD, Windows等各種OSに対応
サポートCPU:
- CPU非依存 (ARM, MIPS, SH, x86等)
開発言語:
- メインプログラム: C言語
- 外部APIライブラリ: C言語、Java言語
TR-069搭載端末接続・動作検証用テストサーバ「TestACS」
| CWMPCの機器への実装開発時に、TR-069対応管理サーバ(ACS)との通信を事前検証する為の検証サーバです。 ファームウェアアップデート、ログ収集等のファイル転送(双方向)、各種パラメータの設定・取得・変更通知等の検証、デバイスの接続認証やルータ(NAT)を介した接続検証等(STUNサーバ搭載)が実施いただけます。 簡単なスクリプトを書き込むことでテストモデルの作成と一括実行等も可能です。 | |
TR-069とOSGi併用によるトータルデバイスマネージメントシステムの実現
アプリケーション配信・設定・管理が可能な「OSGi」とファームウェア管理、デバイス設定・管理が可能な「TR-069」の技術が統合されることにより、ファームウェアレイヤからアプリケーションレイヤまでトータルでのデバイスリモート管理ソリューションが実現されます。

OSGi+TR-069によるシステム実現例
例えば・・・
- STEP1: 軽量な遠隔管理プロトコル「TR-069」で装置のリモートサポートサービスを構築
- オンサイトサービスコストの削減
- バグ発生時の回収コストのカット(オンラインアップデート)
- サポート対応時のリモート診断、機器設定状態、ログ参照による、十分な情報に基づく迅速な対処
- 対応時間コストの削減
- ユーザー満足度の向上
- 連携或いは配下に接続される端末追加の認識と自動設定、或いは不正な端末接続の監視
- サードパーティー製機器へのメンテナンスサービスビジネスの開拓
- STEP2: OSGiを導入し、装置のビジネスプラットフォーム化を実現
- 装置と連携した、 SaaS/クラウドを意識したビジネスアプリケーション開発と配信によるビジネスソリューション市場の開拓、及び、サードパーティーへの連携アプリケーション開発環境の提供によるプラットフォームビジネス、商品差別化。
- サードパーティー製製品を含む新規デバイスの連携随時サポートによる商品差別化。
- 製品ディストリビューター(キャリア、サービスプロバイダ等)毎のカスタマイズ要請に向け、カスタマイズ開発環境(OSGi)の提供による、顧客要望への柔軟な対応、開発役割の切り分けによる、顧客満足度向上と、機器汎用化による開発コストの削減

